『結婚商売2～忘れられない詩～』の全話あらすじと感想！無料で読む方法も紹介

幼くして王位に就いたシリルは、周囲の圧力に押されて、唯一の味方であり最愛の人であるアレクサンドラを戦場へ送り出すことになりました。

結果、アレクサンドラは戦場で討ち死にし、味方を失ったシリルは部下に毒殺されてしまいます。

死んだと思われたシリルでしたが、目を覚ますと目の前にアレクサンドラにそっくりな若い少女がいました。

毒の影響でうまく話せなかったため事情を説明できませんでしたが、療養中に約10年前に時間が戻っていることに気づきます。

アルノー公爵家の元執事長ヴァンサンにお世話になりながら、アレクサンドラが悲しい未来を迎えないよう動き出すのでした。

1話～5話の見どころは、シリルがアレクサンドラを救おうと立ち上がる場面です。

シリルは毒殺からは生き延びたものの、精神的にはボロボロの状態でした

目の前にいるアレクサンドラは過去の彼女であり、シリルと楽しい時間を過ごしたアレクサンドラとは別人でした。

最愛の人であると同時に、まったく異なる存在でもあったのです。

アレクサンドラこそがすべてだと思っていたシリルにとって、これは非常に大きなショックでした。

まるで絶望の淵に突き落とされたかのような状況でしたが、アレクサンドラと過ごすうちに変化が訪れます。

このままでは再びアレクサンドラが不幸な目に遭ってしまうのです。

自分が救わなければならないと決意するシーンが見どころとなっています。

近い将来トラブルに巻き込まれるであろうヴァンサンを守るため、シリルは彼のそばにいましたが、トーマたちに捕まってしまいます。

ヴァンサンを一人にすることを恐れて必死に逃げようとしましたが、不審がられて剣を振りかざされそうになりました。

ロベル卿の介入によって窮地を救われるものの、アレクサンドラがシリルを心配して警護につくようになります。

アルノー川堤防の状態を見に行くというヴァンサンにシリル達はついていきます。

すると足場が崩れ、ヴァンサンは激流の中へと投げ出されます。

シリルは川へ飛び込み、ヴァンサンの救出に向かいました。

安全対策として仕掛けていた網にシリルたちは引っかかり、無事に助け出されます。

こうしてシリルは懸念していたヴァンサン死亡フラグの回避に成功するのでした。

6話～10話の見どころは、ヴァンサンを助けに向かうシリルの姿です

ヴァンサンに不幸が訪れることは知っていましたが、その内容までは把握していません。

故にヴァンサンがアルノー川に落ちるのは想定外だったわけですが、シリルは迷いなく飛び込んで助けに向かいました。

当時、豪雨の影響でアルノー川は激しい流れとなっており、その激しさはアレクサンドラでさえためらうほどでした。

しかしシリルは恐れずにヴァンサンの救出に向かい、その勇敢な行動はぜひ見てほしいものです。

シリルは、アレクサンドラが自分たちの護衛に時間を割いているため、騎士になる道が妨げられていることに気づきます。

そこで、自分の身は自分で守れるようにと、ロベル卿に鍛えてもらうことにしました。

こうしてシリルはロベル卿から指導を受けて武芸を磨きます。

一方、アレクサンドラは騎士になろうとしている自分を応援してくれているんだと知って嬉しくなるのでした。

そんな中、シリルはコルシカ伯爵が次男を連れてアルノーを訪れると聞き、強い殺意を抱きます。

なぜなら、未来においてシリルを毒殺し、アレクサンドラを戦場に送り出したのがコルシカ伯爵だったからです。

将来の禍根を断つためにも、今ここで彼を殺さなければならないと決意するのでした。

15話では、コルシカ伯爵たちをアレクサンドラがおもてなしするシーンから始まります。

その後、コルシカ伯爵は裏で誰かと話します。

2日後の狩猟祭の日に、何かを実行することを話すのでした。

11話～14話の見どころは、アレクサンドラの心の変化です

アレクサンドラとシリルの関係は改善しましたが、それは恋愛感情によるものではありません。

シリルを弟のように思う家族愛や、スパイと疑って迷惑をかけたことへの負い目からでした。

しかし、ここにきてアレクサンドラに変化が訪れます。

騎士になるための努力に集中できるよう、シリルが配慮してくれたことを知り、これまでとは異なる感情がシリルに向けられるようになりました。

アレクサンドラとシリルの距離が徐々に縮まっていく様子が見どころとなっています。

15話の見どころは、アレクサンドラの毅然とした態度と、コルシカ伯爵の暗躍です。

アレクサンドラは、コルシカ伯爵たちに対して、自分のありのままの姿を見せます。

コルシカ伯爵はなにかよからぬことを考えていますが、息子のイオンは意外と性格は良さそうです。

しかし、10年後にはアレクサンドラを助けることもなかったですし、コルシカ伯爵の言いなりだったのかも知れません。

そして、アレクサンドラがシリルのことを本格的に意識しだす姿が可愛いです。

井戸に落とされたアレクサンドラが、恐怖を感じるシーンから始まります。

そして、なぜこんなに冷たい水の中に、シリルは飛び込めたのかとヴァンサンを助けたときのことを思い出します。

すると、ロベル卿がアレクサンドラのことに気づき、シリルが助けに井戸に入っていったことで事なきを得るのでした。

17話では、アレクサンドラの母であるビアンカが、シリルの母であり、セブランの国王でもあるオデリーを見舞っているシーンから始まります。

オデリーは、夢で見た20年前の出来事を語ります。

それは、エミリオ・ド・コルシカことコルシカ伯爵がなぜカスティア人を憎んでいるのかということでした。

18話では、シリルがアレクサンドラを心配しているシーンから始まります。

そして、アレクサンドラの危機を伝えてくれた謎の男について考えるのでした。

夜になり、シリルが部屋で一人でいると、ロベル卿が訪ねてくるのでした。

19話では、アレクサンドラがシリルを連れて行こうとするシーンから始まります。

アレクサンドラは、領地を離れる際にシリルを連れていきたいといい、その安全を確認するために、ロベル卿はシリルを試したのです。

そして、アレクサンドラは、騎士の爵位を受けるために、ある別の領地に行くことを話します。

20話では、シリル、アレクサンドラ、ピエール卿の3人でネウストリーへ旅立つシーンから始まります。

順調に行くかと思っていた矢先、アルノー公爵領の国境を超えたあたりで、シリルにある異変が起こるのでした。

16話の見どころは、直接接触してきた謎の男です。

シリルの夢の中に出てきた人物ですが、直接会話をすることができました。

まだこの人物が実在するのか、神の使い的な存在なのかは不明ですが、今後どのように物語に関わっていくのかが見ものです。

17話では、コルシカ伯爵がなぜカスティア人を憎んでいるのかが判明します。

また、今後オデリー陛下の病気がどうなるのかも気になるところです。

18話の見どころは、必死に信頼を得ようとするシリルと、シリルを見送るヴァンサンの笑顔です。

シリルがロベル卿からの信頼を得ようとするも、言葉にできず涙を流しながら弓を渡すシーンに泣けます。

あのきれいな瞳と涙は必見です。

また、シリルを優しく見送るヴァンサンも切なく、もどかしい気持ちになることでしょう。

19話の見どころは、二人とピエールがネウストリー辺境伯領へ向かうことになることです。

そこには、ロベル卿の旧友がいますが、前作を読んでいると少し残念に思うような事実も発覚します。

また、シリルがロベル卿たちとお別れするシーンは、ほっこりとした気持ちになれるでしょう。

20話の見どころは、痛そうなシリルとガストンの登場です。

シリルに降りかかる些細な出来事ですが、非常に痛そうで読んでいる方まで痛みが伝わってくるほどです。

さらに、前作で登場したガストンが成長した姿で登場します。

前作を読んでいないと誰なのかわかりませんが、前作を読んでいなくても違和感なく読むことができます。

ちなみに、ガストンは、ガスパルと妻のイボンヌの子供です。

21話では、アレクサンドラがガストンと話すシーンから始まります。

お互いに白々しい態度をとりながら話していると、遠くからシリルがその光景を見かけます。

すると、シリルは後ろからぶつかられてしまいました。

ぶつかってきた男は、シリルに手を伸ばして一言謝ります。

男の顔の半分はやけどをしたような傷がありました。

その男をみて、シリルはどこかで見たことがあると思うのでした。

22話では、ヴァンサンとガストンの妹であるイベットが、和やかな時間を過ごすシーンから始まります。

イベットは、ヴァンサンになぜアレクサンドラが別の領地に行ったのかを聞きます。

ヴァンサンは、イベットにもわかるように説明すると、イベットは兄のガストンがコルシカ伯爵領へ行ったのも同じ理由なのかと尋ねるのでした。

23話では、アレクサンドラがピエール卿にガストンを迎えに行きたいと伝えるところから始まります。

それをみたシリルは、ピエール卿が秘密を打ち明けることができる相手であることに嫉妬します。

当のピエール卿は、笑顔でアレクサンドラのお願いを拒否するのでした。

24話では、3人の旅は順調に進み、とうとうネウストリー領地の近くまで到着します。

しかし、増水した川に遮られてしまい、足が止まります。

さらに、アレクサンドラは水が苦手です。

そのことを必死に隠していますが、シリルにはわかっていました。

そして、シリルはあることを決意します。

25話では、エヴァに会う直前、シリルが体調不良で倒れそうになっているシーンから始まります。

失礼があってはいけないからと、シリルは倒れないように頑張ります。

しかし、目の前に現れたエヴァは、幼い頃、シリルに優しくも厳しく指導してくれた人物だったのです。

そのことがわかり、シリルは思わず気を失ってしまうのでした。

21話の見どころは、顔に傷のある男とガストンについてです。

特に、なぜガストンがコルシカ伯爵に協力しているのかの謎が気になります。

シリルが転生したことで、ガストンの運命がどう変わっていくのかも見ものです。

22話の見どころは、ガストンがなぜコルシカ伯爵の元へ行っているのかが判明することです。

果たして、アレクサンドラたちはガストンを救えるのか、ドキドキする展開になっています。

23話の見どころは、シリルの嫉妬する姿や恥ずかしそうにする姿です。

アレクサンドラがピエール卿と話しているところを見て嫉妬したり、アレクサンドラと一緒に馬に乗ることになったりして、感情が忙しいことになっています。

そんな可愛いシリルの姿が、23話の見どころです。

24話の見どころは、優しいシリルとエヴァの登場です。

自ら水に濡れて凍えるような状態になるシリルですが、そのおかげでアレクサンドラは無事に川を渡ることができました。

また、とうとうロベル卿の「友人」であるエヴァが登場するシーンも必見です。

友人とはいいつつも、チェスの駒を受け取ったエヴァの表情は、未だに友人以上の感情が垣間見えます。

次の25話で、ロベル卿との現在の関係性も判明するでしょうし、今後の展開にも注目です。

25話の見どころは、エヴァの未来です。

25話では、この先、エヴァがスパイの容疑で処刑されてしまうことが判明しました。

前作を知る人であれば、衝撃的な事実です。

この先、シリルの行動でどう未来が変わっていくのかが見ものです。

26話では、アレクサンドラ、エヴァにネウストリー辺境伯に会わせてほしいとお願いするシーンから始まります。

ガストンが危険であるといった理由を話すと、エヴァは最近起こっている人身売買が関わっているのではないかと話します。

そして、その人身売買について、ネウストリー辺境伯が調査していることを話すのでした。

27話では、ミュリエルが、シリルとピエール卿に人探しを頼むところから始まります。

ピエールは軽く返事をして、捜索を手伝いはじめました。

一方、シリルは、相手は危険な相手ではないのかとかと疑問に感じて手伝っていると、すぐにある女性を発見します。

ピエール卿の手で捕まえられたその女性の名は、クリスティン・ド・エウストリーだったのです。

28話では、アレクサンドラがガストンを助けることができずに思わず泣いてしまうシーンから始まります。

ピエール卿やシリルがそんなアレクサンドラを見守っていると、女性がやってきて、アレクサンドラはミュリエルと同じ部屋を使うよう言ってきました。

そして、アレクサンドラは目の下を赤くしながら、ミュリエルの部屋に移動するのでした。

26話の見どころは、新キャラの登場です。

その新キャラとは、アレクサンドラの幼馴染であるダボビル伯爵家の長女・ミュリエル・ド・ダボビルです。

人身売買に深く関わっている人物そうなので、今後シリルたちの強い味方となるかもしれません。

そして、シリルがはっきりと、未来が変わったことに気づくシーンも必見です。

27話の見どころは、エヴァとミュリエルがシリルについてなにか気づくシーンです。

ミュリエルは、シリルの首にかかっているアレクサンドラのネックレスに気づきます。

さらに、エヴァはシリルについてあることを疑問に感じるのです。

シリルが決意を改めるシーンもあり、ここから一気に物語が進みそうで、ワクワクさせられるでしょう。

28話の見どころは、アレクサンドラがシリルへの恋心に気付くシーンです。

これまで、弱い一面をみせることはありましたが、アレクサンドラは凛とした女性という雰囲気でした。

しかし、ミュリエルと二人きりになることで、恋バナに発展し、とうとうアレクサンドラはシリルへの恋心に気づくのです。

このときにアレクサンドラの乙女の表情は必見です。