『軍神と偽りの花嫁』は無料で読める？全話あらすじと感想も紹介

仙女の家系に生まれた明凛。

しかし、彼女にだけ仙女の力は備わってはいませんでした。

それが原因で家族からは忌み嫌われ、蔑ろにされる日々が続きます。

そんな状況を打開するため明凛は勉学に励み医学の知識を身につけるのでした。

その後、明凛は「呪われた将軍」との噂がある煌明の元に姉仙琳の身代わりとして嫁ぐことになってしまいます。

見どころは明凛の境遇です。

特殊な家系に生まれてしまったばかりに悲運が彼女を襲うので本当に見ていて切ないです。

しかし、仙女の力がないという事実を真摯に受け入れ、医学の勉強に一生懸命に励んでいくのでその前向きな精神がとにかく魅力的です。

それから明凛が曰く付きの将軍煌明と出会い心情が次第に変化していく姿も見どころの一つです。

煌明の元に嫁いだ明凛。

姉の身代わりだという罪悪感に日々苛まれることになります。

そんな時、姉である仙琳が明凛の元にやってきます。

「元々自分の嫁ぎ先だったのに」と自分の選択を見誤ってしまったことが耐えられないようです。

その後、明凛が身につけていたかんざしを奪い叱責。

しかし、そこに煌明が現れ明凛のことを庇ってくれるのでした。

どうしても納得できない仙琳。

ある時街で偶然、様変わりした豪を見つけるのでした。

6話〜10話では、仙琳の嫉妬心に注目です。

自分よりも下だと思っていた明凛が煌びやかな姿になっていたことにご立腹な姿がとても面白いです。

元はと言えば仙琳が招いたことなので自業自得というほかありません。

仙琳が何か明凛に危害を加えてきそうな雰囲気が感じられるのでその場面に注目です。

仙琳に唆された豪は明凛に危害を加えようとします。

そこに助けに入った煌明は、明凛を庇ったことで背中に傷を負ってしまうのでした。

明凛はそんな煌明に心惹かれ彼のことを介抱することになります。

傷を負った煌明は豪の存在が頭から離れず、明凛の気持ちを確かめるためキスを要求。

2人はキスをしてより一層関係が深まるのでした。

その後、仙琳は明凛に一泡吹かせたい一心で皇帝の元を訪れ、又してもよからぬことを画策します。

煌明の明凛に対しての気持ちに注目です。

彼女のことを心から愛しているということが伝わる場面が多いので目が離せません。

豪の存在に嫉妬して明凛に「キスしてほしい」とせがむ場面など、本当に煌明の真剣な思いが溢れていて魅力的です。

一方の明凛もその気持ちに応えようと真剣に向き合うので見逃せません。

2人の仲がより親密さを増していくので非常に面白いです。

なんとしても煌明の妻になりたい仙琳の企みにより、明凛は皇帝の前で仙琳と仙女対決をすることになりました。

その勝者には褒美が与えられることを聞いた明凛は、仙琳に勝ったあかつきには煌明に真実を明かすことを決意します。

やがて対決当日となり、2人は服毒した母親を治療することになりました。

仙琳は一族に伝わる秘薬を母親に飲ませますが、その正体はさらに強い毒だったため、母親の状態はより重篤なものとなってしまいます。

取り乱す仙琳とは対照的に、医術の知識を持つ明凛は適切な措置を施し始めるのでした。

17話では、最後の一線は超えないものの、明凛と煌明との情熱的なシーンがあります。

嘘を抱えたまま結ばれるわけにはいかないという明凛の考えがもどかしくもドキドキせずにはいられない、見どころのシーンです。

また、仙女対決の場において冷静かつ堂々とした態度で振る舞う明凛の姿も見どころです。

煌明との出会いのおかげで精神的に成長したと思われる明凛の勇姿に胸を打たれます。

医術の力で母親を助けた明凛とむしろ劇薬を飲ませた仙琳。

どちらが仙女にふさわしいかは明らかでした。

ついに仙琳は自身の失態で皇帝からも母親からも見放されてしまったのです。

仙女対決では勝つことができた明凛でしたが、そもそも明凛は仙女としての力もないのに仙女と偽って煌明の元に嫁いできました。

そんな彼女が、ついに真実を明かします。

それでも受け入れてくれた煌明と、ようやく本物の夫婦となれました。

仙女対決での結末が見どころです。

ずっと明凛を苦しめてきた仙琳が完膚なきまでに打ちのめされて、スカッとな展開です。

ただし、それでめでたしめでたしとならないのは明凛が偽りの花嫁だったから。

ちゃんと本当のことを伝え、本当の夫婦となれたところも見どころです。

これまで抑えつけていた相手への気持ちを素直に伝え合った明凛と煌明は、心のままにお互いを求め合います。

たっぷりと愛し合った2人はその後も幸せな夫婦の時間を堪能します。

しかし、未だ解決していない呪いの件に加えて煌明に関する不穏な噂を耳にした明凛は、煌明のことが心配になるのでした。

しかも、なぜか御礼と称して皇帝が明凛に近付いてきます。

最大の見どころは26話の、明凛と煌明がようやく夫婦として身も心も結ばれるシーンです。

また27話では、思う存分甘い時間を過ごす2人の姿を見ることができ、まさに幸せいっぱいといった彼らの表情に胸が温まります。

その一方で皇帝が不穏な動きをし始めた点も注目のポイントです。

明凛に本当に好意を抱いてしまったのか、それとも何らかの利用価値を見出したのか、皇帝の真意が気になる見逃せないシーンです。

煌明が戦地へ赴いている間、明凛は強引な皇帝のもとで過ごすことになってしまいます。

どうやら皇帝は本気で女性としての明凛を手に入れたいと考えていたらしく、寝室で2人きりになると彼女に迫ってきました。

必死の思いでなんとか皇帝の手から逃れた明凛は煌明のもとへ向かい、無事彼と再会を果たします。

そして煌明を守るために、同行している皇帝の側近・霧芳に接触を図るのでした。

見どころは、32話で皇帝が明凛に語って聞かせる皇帝の過去エピソードです。

仙女の力が眉唾物であることをきちんと見抜いていた点以外の褒める要素が正直見当たらない皇帝ですが、皇帝なりに苦悩や葛藤を抱えていることが良く伝わってくるシーンなので見逃せません。

また、そんな皇帝を毅然とした態度で拒み、煌明への純粋な愛を口にする明凛の姿も感動的で必見です。

煌明は、汪家にかかっていると言われている呪いの正体が皇帝による暗殺であることをきちんと把握していました。

そして、それを防ぐために霧芳を利用しようという考えには賛成するが、1人で彼に近づかないでほしいと明凛に伝えます。

その後煌明の提案で、明凛と煌明は一緒に入浴することになりました。

そこで2人は久しぶりに甘い時間を過ごしたのでした。

陣中では治療用具が不足しており、明凛は探し回っていました。

すると倒れている霧芳に気づきます。

霧芳が倒れていた原因は徹夜で翻訳していた為だったのですが、目覚めると自分が煌明の暗殺を目論んでいたことをカミングアウトします。

そして霧芳は事情を話し始めました。

すべてを話し終えると、霧芳は国を護ってくれるようお願いします。

煌明は承諾する代わり条件を出し、霧芳はそれに従うと答えました。

話がまとまりそうに思ったところ、明凛は霧芳に近寄るなり平手打ち。

涙ながらに霧芳が何をしようとしていたかを訴え、改めて煌明の力になるようお願いするのでした。

『軍神と偽りの花嫁』の36話は、明凛と煌明が2人でお風呂に入るという思わずドキドキしてしまうシーンが見どころです。

恥ずかしがる明凛を愛おしげに見つめる煌明様の眼差しや、煌明の鍛え上げられた肉体美にうっとりと見惚れているような明凛の表情に胸が高鳴ること間違いなしです。

また37話～38話の霧芳が暗殺者であると自白したシーンも見どころです。

普通に考えると霧芳が死を賜るのは当然だと思います。

それは霧芳自身も理解しているでしょう。

しかし煌明の力を借りねば、自国が滅亡するのは必至。

決死の覚悟で煌明に臨む姿は必見です。

周囲の者達からの証言もあり、霧芳が刺したのは宮廷の者であったことが判明します。

この一件によって陣内に宮廷の者はいないことが判明し、明凛達も一安心。

しかし内通者には外部の者もおり、その者が明凛の護身用の弓を奪って煌明暗殺を企てるのでした。

煌明は弩による遠距離攻撃と煌明の働きによって敵軍の壊滅に成功します。

勝鬨を上げていると、護身用の弓を奪った者が煌明に狙いを定めるのでした。

43話～44話では、敵軍を打ち倒した煌明は急いで陣へと戻ります。

出迎える明凛を見て、煌明はギュっと抱きしめるのでした。

煌明は落ち着くと、兵士達の傷を診てやって欲しいとお願いします。

明凛は霧芳と共に兵士達の治療に専念し、煌明は兵達と今後の対応に追われるのでした。

夜になると宴が始まります。

煌明は明凛に会いたいが為に抜け出そうとするも、兵達が放してくれません。

そこで煌明は実力行使で突破しようとするのでした。

45話では、煌明は引き留めようとした部下を木刀で打ち倒します。

そこへ明凛が現れるのですが、なんと傍には霧芳の姿がありました。

霧芳も木刀を構えて煌明を引き留めようとしますが、真っ向勝負には出ようとしません。

明凛の方を振り返り、人質に取ろうとするのでした。

41話～42話の見どころは、煌明の活躍ぶりです。

煌明自身一騎当千の者であり、敵軍へ突っ込んで敵を壊滅へと追い込む姿はただただ見事。

将としても有能であり、敵を釣りだして優位に戦を進める等その軍才を遺憾なく発揮してくれました。

また自分を暗殺しようとした者がどちらか見極める場面でもその有能っぷりを見せてくれますし、その活躍ぶりは必見です。

43話～44話の見どころは、愛馬の気配りです。

敵を倒した後、煌明は早く明凛と会いたい一心で、急いで自陣へと戻ってきました。

しかし煌明も明凛にもすべきことがあり、一緒に過ごすことはできませんでした。

その様子を見て愛馬は何かを感じとったのでしょう。

重傷を負った振りをして煌明の気を引き、なんと明凛のもとへと連れて行きました。

こうして煌明は明凛と楽しい時間を過ごすことができましたが、主人を思いやる愛馬の姿は必見です。

45話の見どころは、煌明vs霧芳の戦いです。

霧芳としては、武勇に優れる煌明に対し、真っ向から勝負しても勝てる見込みがありません。

また、酒席の余興ということもあり、明凛を人質に取ろうとしたのだと思います。

仮に霧芳の作戦が成功したとしても、笑い話程度で終わったことでしょう。

しかし煌明にそれは通じませんでした。

そもそも愛する明凛の傍に霧芳いること自体、不愉快に感じていたのですから。

結果、煌明は霧芳を一瞬で捉えていました。

明凛を愛するが故に本気になってしまう煌明が微笑ましいと感じられるシーンとなっています。

明凛は煌明の暗殺に失敗しただけでなく逃げ出し、陛下は相当お怒りだろうと心配していました。

その件は煌明も承知しており、自分が話をつけてくると言い出します。

そのことについて心配していると天韻から使者が到着し、今回の功績によって明凛の罪は不問にすると伝えられるのでした。

盛大な宴を催すとも言われ、煌明達は天韻へと向かいます。

ただ、道中でトラブルがあった為、篠の村へ立ち寄ることとなるのでした。

47話～48話では、霧芳が陛下に抱いていた想いが語られます。

幼い陛下の伴学に就いてから、陛下の代わりに師博から暴力を振るわれることが度々ありました。

しかし、陛下が名君になってくれるならと、それを辛いと感じたことはありません。

ところがその行為は陛下の心にダメージを与えていました。

師博が亡くなった途端、陛下はその残虐性を露にし、暴君になってしまったのです。

霧芳は陛下の行動に疑問を持ちながらも、心優しかった陛下の姿を知っているが故に忠節を尽くしていたのでした。

46話の見どころは、明凛を心配している煌明の姿です。

いくら煌明が手柄を立てたとはいえ、明凛の働いて無礼が帳消しになるとは限りません。

むしろこれを口実に、煌明にまでその手が伸びる可能性だってありました。

しかし、煌明はそのような不安をおくびにも出しません。

それどころか妻を易々と触ったことに対して怒る権利があるとまで主張していました。

自分の手柄が不意になるどころか、不敬とさえとられるかもしれない行動です。

愛する明凛を必死に守ろうとする煌明の姿は見逃せません。

47話～48話の見どころは、霧芳の回想シーンです。

本来であれば、陛下は師博の死を悼むべきところです。

幼い頃から指導してくれていたのですから。

しかし陛下の取った行動は違いました。

なんと師博の遺体を八つ裂きにしてしまったのです。

師博は陛下の代わりに霧芳を痛めていました。

しかしその行為は同時に陛下の心には強い痛みを与えていたのです。

陛下が何故暴君になってしまったのかがわかるシーンとなっており、見逃せません。