漫画『監視夫を駆除するまで』の全話あらすじと感想！無料で読めるかも調査

主人公の彩葉は2年前に遭った交通事故で両親を亡くし、自身も後遺症によって両足が動かなくなってしまいます。

そのうえ婚約者に捨てられてしまい、一時は失意の底にありましたが、主治医の蒼都に支えられて立ち直ることができます。

蒼都と結婚した現在は幸せの絶頂にいました。

しかしある晩、２年前の事故を起こした真犯人は蒼都の父親であるという衝撃の真実を知ってしまうことに。

しかも彩葉と蒼都の婚姻届けは提出されておらず、蒼都には仁奈という妻との間に子どもまでいたのです。

まんまと騙されてずっと監視下に置かれていたことを知った彩葉は、舅や夫に対して激しい怒りを覚えるのでした。

体調に異変を感じるようになった彩葉。

倒れてしまったところを、偶然にも以前スマホを拾ってくれた医師の颯希に助けられます。

彼に付き添われて病院へ行き検査を受けた結果、彩葉の体は危険な状態であることが判明します。

また、颯希が調べてくれたおかげで、原因は蒼都が彩葉に飲ませていた錠剤だということも明らかに。

実は颯希は彩葉たちが遭った事故の犯人だとされている松井と関係があり、真相を暴くため彩葉に協力してくれることになるのでした。

さらに彩葉は、意地悪をしてきていた家政婦の宮城の弱みを握ることによって、彼女も味方につけたのでした。

蒼都は、彩葉が余計な詮索をしていないか探ることにします。

しかしそこには、帰ったはずの家政婦の宮城の姿がありました。

彩葉が体調が悪いことを伝えると、思わず笑みがこぼれる蒼都。

宮城といる時間が増えることになると彩葉が伝えると、蒼都は好都合だと安心するのでした。

彩葉を心配する蒼都を見た宮城は、その演技力にゾッとするのでした。

普段からすぐに家を離れる蒼都に対し、蒼都の妻の仁奈は疑いの目を持っていました。

そんなとき、彩葉が仁奈に対し、蒼都の浮気の証拠を持っていることを伝えます。

蒼都にバレないように彩葉は仁奈に浮気の証拠を見せます。

仁奈はその証拠を見て、ショックを受けると同時に静かに怒りを覚えるのでした。

彩葉が仁奈の元へシッターとして訪れようとしたとき、蒼都が家にいることを知ります。

蒼都は、仁奈がシッターとして働いているのではと疑っていたのです。

しかし、なんとかその場をやり過ごし、仁奈を味方に引き入れることに成功します。

その後も、蒼都はシッターが誰なのか確認しようとしますが、仁奈や代わりの女性に協力してもらうことで、蒼都の疑いを晴らすことができました。

蒼都は、昔から親から愛されておらず、そんなときに知り合った仁奈だけが救いであり、仁奈のことは本気で愛していました。

蒼都はどんな手段を使ってでも、すべてを手に入れようと動きます。

一方、颯希は自身の過去を彩葉に話し、少し二人の距離が縮まるのでした。

21話～25話では、本格的に蒼都が動き出すところが見どころです。

バレてしまうのかとヒヤヒヤしながら読むことができるでしょう。

颯希は、親友を失ったときの手術が改ざんされていたのではないかと考えてずっと真相を追っていました。

そして、彩葉に会ったことで一気に真相へ近づくわけですが、当時の真相を知る人物がいることに気づきます。

その真相を知るであろう植村先生と飲みの約束をするのでした。

颯希は当時医療ミスをした松井が、彩葉の事件の重要な証拠を持っていると予想し、その証拠を手に入れるべく動き出します。

その後、颯希は植村先生と飲みに行き、当時の真相を知ることになるのでした。

一方、彩葉は仁奈の家に盗聴器を仕掛けます。

颯希の過去の話が続きます。

そして、26話～30話は一気に真相に近づくことができ、見どころ満載です。

31話は、彩葉が仕掛けた盗聴器の音声を確認しているところから始まります。

あやうく蒼都にバレそうになりますが、蒼都の監視の目はますます強くなります。

その頃、颯希は他院の院長である和田に接触を図るのでした。

蒼都の疑う目つきがいちいち怖い31話です。

また、颯希は和田という人物と接触し、何を聞き出すのかも見ものです。

寺尾は新田に詰め寄りますが、新田は認めようとしません。

それどころか証拠もないのに言いがかりはやめてと返し、立ち去りました。

仁奈は蒼都に家を出ていくと告げます。

蒼都は不倫相手と別れるからと謝罪しますが、仁奈はそのやり口にますます激怒して家を出ます。

一人取り残された蒼都は何故バレたんだと疑念を感じ、不倫関係を漏らした人物を探し始めるのでした。

37話は、蒼都と寺尾が2人きりになるシーンから始まります。

ボイスレコーダーを再生してこれはどういうつもりかと問い詰めるのです。

不倫関連のことを寺尾は問い詰めているのだと思ったのですが、寺尾の回答は想定外のものでした。

寺尾が言及したのは、蒼都が病棟の物品を私物化していたことに対して。

その答えに違和感を覚えつつも、以前寺尾が回診後の物品チェックを真面目にしていたことを思い出します。

寺尾には気を付けておくべきだと思いつつも、今回は納得するのでした。

39話では、院長が蒼都の家へ強引に押し入り、自分が知っていることを語り始めます。

蒼都は言い訳をしますが、これが返って院長の怒りを買うことになり、二人は醜い言い合いを始めます。

結局院長は蒼都に、離婚は仕方ないにしても裁判するなら病院を辞めてもらうと言い残し、立ち去るのでした。

寺尾は新田から呼び出しを受け、どこまで知っているのか追求されていました。

質問をのらりくらりかわしていると、新田は自分がしてきたことを暴露。

それを漏らしたのは寺尾だろうと問うのでした。

36話の見どころは、仁奈が家を出ていくシーンです。

蒼都なりに仁奈を引き止めようと色々に口に出しますが、それらすべてが裏目にでます。

仁奈の怒りに火を注ぐ形となり、蒼都のどうしようもない人間性が浮き彫りになっていました。

結果仁奈はさらに激怒して家を出ることになるのです。

蒼都の人間性がよくわかるシーンとなっており、必見の内容になっています。

37話の見どころは、寺尾が蒼都からの追求を言い逃れるシーンです。

蒼都はボイスレコーダーという物的証拠をもっていましたし、完全に寺尾の裏をかいたつもりでした。

ところがこれらすべては寺尾の想定内。

新田がボイスレコーダーを持っていることは想定しており、だからこそ決定的な言葉を使わないようにしていたのです。

意気揚々と蒼都は詰めよっていましたが、実は寺尾の掌の上。

そのあたりが面白い展開となっております。

39話の見どころは、院長と蒼都が言い合うシーンです。

これまでの流れから、院長と蒼都が悪事を働いてきたことは想像に難くありません。

しかし今回は二人が我を忘れて言い争うことで、それぞれの悪事を自白するような形となっていました。

二人が醜く言い合う姿は、皮肉にもまさに親子と言えましょう。

互いに悪事を暴露し合う姿は必見です。

松井は事故直後に奥さんと離婚していることから、もし重要な証拠を残すなら娘にだろうと寺尾は考えました。

そこで寺尾は彩葉を誘い、松井の娘が就職したというテーマパークで探し始めます。

しかしテーマパークは広大で、松井の娘に該当するような女性は見当たりません。

色んなアトラクションを回っているうち、まるでデートのような雰囲気になって二人の距離は近づいていくのでした。

42話では、彩葉達は松井の娘である理沙との接触に成功し、松井から預かったものはないかと尋ねます。

理沙は預かったものに心当たりはなかったものの、手紙をもらったといいました。

手紙の内容を伺ったところ、一部気になった箇所があるのだとか。

その箇所というのは理沙の誕生日を松井が取り違えた点です。

理沙は誰の誕生日と間違えたのだろうと怒りを覚えていましたが、彩葉達は違和感を覚えるのでした。

43話では、彩葉達が自宅に着くと、家には電気がついていました。

宮城は家にいないはずなので、いるとすれば蒼都に違いありません。

家から死角になる場所で彩葉は車から降り、もしもの時の為に寺尾にはそのまま待機してもらうのでした。

44話では、なにやら意気込み、蒼都は彩葉に甲斐甲斐しく接しますが、それらすべては逆効果です。

蒼都の裏の顔を知っている彩葉は強烈な嫌悪感を抱きますが、怪しまれない為にされるがままになるのでした。

41話の見どころは、寺尾と彩葉の距離が縮んでいくところです。

二人は事件の真相を暴く為に協力し合っているだけで、恋仲というわけではありません。

しかしテーマパークで一緒に過ごすうち、二人の意識に変化が芽生えました。

彩葉は出発前にお手伝いさんからデートと言われたことを思い出し、寺尾を意識してしまいます。

一方、寺尾もそんな彩葉を見て、表情がコロコロ変わって可愛らしい女性だと感じていました。

こんな二人がテーマパークを回っていくうち、気づけば恋人同士のような雰囲気に。

本作に於いては珍しいラブコメチックな展開になっていて、微笑ましいシーンとなっています。

42話の見どころは、理沙と話をしたことで彩葉達の意識が変化したところです。

彩葉も寺尾も被害者であり、これまで被害者側の気持ちしかわかっていませんでした。

しかし理沙と話したことにより、辛い生活をしているのは自分達だけではなかったんだと知ることになります。

これによって加害者家族への憎しみは失われ、逆に理沙を気遣う場面も見られました。

理沙と対面してことによって彩葉達の心にも余裕が生まれ、その変化していく様子は必見です。

43話の見どころは、蒼都が彩葉を怪しむシーンです。

蒼都は彩葉を孤立させ、自分に依存するよう仕向けてきました。

ですので自分の知らぬ間に出掛けていた彩葉のことが気になって仕方ありません。

こういった経緯から蒼都は根掘り葉掘り問い詰めるのですが、彩葉はこれに見事答えきります。

というのも彩葉はこの場合も想定し、今日の事を問われても上手く答えられるよう準備をしてきたから。

友達と撮影した画像を用意し、しかもその時に着ていた衣服まで合わせて出掛けた彩葉の用意周到さは必見です。

44話の見どころは、蒼都の暴走っぷりです。

以前蒼都は仁奈に別れを告げられた時、逆上して仁奈の首を絞めたことがありました。

残念ながら蒼都の暴走癖は改善しておらず、あろうことか義両親に対しても行ってしまいます。

これで義両親も蒼都に見切りをつけてしまうのでした。

自分の行動に対して義両親がどんな反応するか考えられない程に取り乱す姿は必見です。