『身代わり婚の処方箋』の全話あらすじと感想！無料で読む方法も紹介

主人公の朱弥子は、5年前に両親をなくし、父の弟である裏松彦次郎の養女となっていました。

しかし、その扱いはひどく、使用人以下の扱いで、物置のような部屋をあてがわれていました。

両親にスパイ疑惑があったため、彦次郎は娘の朱弥子を人目に出したくないようで、家の掃除だけさせて家に閉じ込めていました。

ある日、彦次郎の娘である珠子が、鶴丸製薬の社長である黒田日出鶴のもとへ嫁ぐことになります。

しかし、その寸前で珠子は縁談を拒否するように逃げ出してしまうのでした。

その代わりに、彦次郎は厄介者を追い出すかのように、朱弥子を珠子の代わりに、黒田日出鶴の元へ嫁がせるのでした。

1話～5話の見どころは、女性漫画でありがちなシンデレラストーリーです。

しかし、今作は男性側が滅多に表に顔を出さずに研究を続けていること、朱弥子が昔あった男の子に目元がにている、という設定があります。

この設定が今後どのように活きていくのかワクワクしながら読むことができるでしょう。

朱弥子は、美味しいご飯を食べさせてもらい、毎日幸せな日々を送ります。

体力がなく、家の手伝いをすることもできませんが、両親が海外で仕事をしていたこと、前の家で外国語の勉強をしていたことから、海外の方への対応をすることで、使用人のちえの役に立つことができました。

その後、ちえの計らいで、朱弥子は日出鶴と散歩をすることになります。

散歩中、日出鶴はあるものを朱弥子に渡します。

それは、朱弥子が幼い頃に出会ったキャラメル色の髪の男の子がくれたものと同じキャラメルだったのでした。

6話～10話の見どころは、日出鶴が朱弥子にキャラメルを渡すシーンです。

朱弥子は、栄養補給のためにくれただけ、と思い込みますが、幼い頃に出会ったキャラメル色の髪の男の子と日出鶴を重ねてしまいます。

この時点では、日出鶴がその少年なのかは判明しませんが、今後いつ判明するのかドキドキが止まらなくなるでしょう。

また、酔った日出鶴が、朱弥子といっしょに眠るシーンも必見です。

またもや、ちえの計らいで、朱弥子と日出鶴は一緒に買い物に行くことになります。

買い物に行く日出鶴の姿は、普段とは全く異なる姿でした。

これは、面倒事を避けるために、私用で外出する際は変装をしているためです。

鶴丸製薬の社長が滅多に表に顔を出さないと言われていたのは、単に周りに気づかれていないからだったのです。

その買い物中、家出した珠子が二人の姿を見つけます。

イケメンすぎる日出鶴を見て、嫉妬した珠子は急いで朱弥子を監視させている使用人に話を聞きます。

それを聞いた珠子は良からぬことを考えるのでした。

11話～15話の見どころは、買い物をする日出鶴の姿と、嫉妬する珠子の姿です。

私服の日出鶴がかっこよく、遠目から見ても目立つほどイケメンです。

また、家出した珠子が登場しますが、嫉妬する姿は本当に見苦しいです。

表情も朱弥子とは似ても似つかないひどいクズ女な表情で、今後珠子が何を仕掛けてくるのかも見ものです。

日出鶴が出張で家を開けている中、朱弥子とちえは、手紙の仕分けをしていました。

外国語が読めないちえの代わりに、朱弥子が手紙の仕分けを行います。

しかし、そんなとき、雨に濡れた珠子がやってきて、朱弥子のせいで嫁げなくなったと嘘を言い出します。

珠子は雨に濡れていたので、ちえは一旦部屋に案内します。

そして、珠子は黒田家が華族の娘を欲しがった本当の理由を話し始めるのでした。

16話～20話では、とうとう珠子が仕掛けてきます。

そのせいで、朱弥子も自分を追い込んでしまい、自分から家をでていくことを話します。

そんなときに、ある人物が助け舟を出してくれるのですが、そのシーンの珠子の表情にスカッとすることができるでしょう。

黒田家をでていこうとする朱弥子を引き止めた日出鶴は、出て行かせない理由のためにどこかに出かけることを約束します。

佐竹からアドバイスをもらい、日出鶴は朱弥子を温泉に連れ出すことにするのでした。

車に乗り2時間後、温泉街に到着すると、二人は早速足湯に入ることになります。

そこでお互いについて少し話をしていると、周りに他のお客さんが増えてきました。

すると、周りの男性たちが朱弥子のことを見ているように思え、嫉妬した日出鶴はすぐに宿に向かうことにします。

朱弥子は、初めて日出鶴に名前で呼ばれたことに対して、嬉しそうにするのでした。

21話～25話は、朱弥子と日出鶴が少しだけ仲良くなります。

また、日出鶴が男湯に入っているとき、朱弥子を引き止めた理由が、本当は朱弥子に惹かれていたからだと気づくのです。

ようやく日出鶴が自分の気持ちに気づくことができ、今後一気に二人の距離が縮まるのではないかとワクワクすることができるでしょう。

お互いに温泉から上がり、二人は部屋で豪華な食事をいただくことになります。

朱弥子は、温泉に入っているときの他の女性からの言葉で、このあとそういう雰囲気になるのではとドキドキしています。

しかし、食事の席について日出鶴の表情を確認すると、そんな雰囲気は一切なく、真剣な表情をしていました。

そして、日出鶴は食事の前に大事な話があるといい、初めて会ったときの失礼な態度について謝罪を行います。

また、今は一人の女性としてみていることや、裏松家の人間なら誰でも良かったが、今は朱弥子が良い、といった正直な気持ちを伝えるのでした。

26話～30話は、日出鶴が自分の気持ちをまっすぐに伝えるシーンと、朱弥子が自分が養女であったことを話すシーンが見どころです。

こういう漫画では、男性が恥ずかしさから正直に自分の気持ちを伝えることができない事もあったりしますが、日出鶴はそうではありません。

自分の気持ちに気づいたら、すぐに朱弥子に自分の気持ちを話します。

その真っ直ぐに自分の気持ちを伝える日出鶴は、本当にかっこいいです。

また、そんな日出鶴により、朱弥子も少し心を開き、自分の素性を話すことになります。

これまで自分の中にずっとしまい込んでいたものを、日出鶴のおかげで吐き出すことができたのです。

この二人のお互いをさらけ出すシーンは、26話～30話の最大の見どころといえるでしょう。

朱弥子の話を聞いた日出鶴が、黒田家の違和感について考察するシーンから始まります。

そして、日出鶴は朱弥子に対して、自分の家族の真実について知りたくないかと尋ねます。

これまで、優しかった両親がスパイだなんて、朱弥子はずっと信じることができませんでした。

そのため、両親の真実を知りたいと、日出鶴に対し正直に気持ちを伝えます。

日出鶴もそれに承諾し、話が一段落ついたところで、ようやくご飯を食べ始めるのでした。

33話～34話では、日出鶴が接吻をしようかしないか迷うシーンから始まります。

日出鶴は、我慢できない男と躊躇しているのです。

朱弥子もすごくいい雰囲気になりましたが、朱弥子は眠気に負けて寝てしまうのでした。

31話～32話の見どころは、日出鶴がどんどん朱弥子のことを理解していくところです。

朱弥子はこれまでひどい扱いをされていたため、自分の気持ちをしまい込む傾向があります。

しかし、ある程度朱弥子のことがわかってきた日出鶴は、朱弥子が考えていることをすべて理解できてしまいます。

有能すぎる日出鶴が、朱弥子を自分の隣りにいていいんだと優しく接するシーンは必見です。

どんどん二人が親密になっていく姿をみて、ほっこりと心が温まるような気持ちになることができるでしょう。

33話～34話の見どころは、二人の距離が一気に近づくところと、日出鶴の気遣いです。

二人は同じ布団で眠ることになりますが、前と違って自然と横で眠ることができ、どんどん二人の距離が近くなっていくことがわかります。

そして、帰り際のお土産を選ぶ際に、日出鶴が朱弥子のことをよく見ており、朱弥子を気遣うシーンにキュンとできること間違いなしです。

36話では、35話で話した朱弥子の家族写真がなくなったその原因について、ちえが話すシーンから始まります。

どうやら、昨夜女中のさやが朱弥子の部屋の前にいたようで、さやが家族写真を盗んでいったのではないかと話します。

さやは裏松家との縁談がきたときに女中として働き始めました。

それを聞き、秘書の佐竹は、女中のさやについても調べることにするのでした。

37話では、日出鶴が初恋相手の日野彩が朱弥子の共通点を探るシーンから始まります。

しかし、ひねり出しても、すべての女性に当てはまるようなことしかでてこず、確信に至ることはできませんでした。

38話では、朱弥子の部屋に来た日出鶴が帰ろうとするシーンから始まります。

朱弥子は帰ろうとする日出鶴を引き止めて、お茶をすることにします。

結局朱弥子は舞い上がってしまい、夜遅くまで話をすることになるのでした。

39話では、朱弥子とちえが話すシーンから始まります。

朱弥子から、子供の頃の話を聞き、ちえは朱弥子と日出鶴の関係性にようやく気づくことができました。

しかし、ちえは二人にそのことを話しません。

あえてドラマチックになるように二人を見守るのでした。

40話では、佐竹が女中のさやについて調査するシーンから始まります。

しかし、さやの家には、さやの痕跡は一切なく、情報を得ることはできませんでした。

その頃、さやはある人物に、朱弥子の写真を手渡し、ある報告をしていたのでした。

36話では、とうとう日出鶴が、初恋相手の日野彩が朱弥子がであることを知ります。

しかし、名前を聞いただけでは信じることができません。

日出鶴の予想がいつ確信へと変わるのかが見ものです。

37話の見どころは、なかなか確信に至れない日出鶴です。

もうほとんど日出鶴の中では確信していそうですが、確証がないためなかなか日野彩が朱弥子であると認めることができません。

この日出鶴に対して、もどかしい気持ちになることでしょう。

38話の見どころは、ちえが朱弥子に迫るシーンです。

さすが長年日出鶴のもとで働いているだけあり、迫力が違います。

もっともっと深堀りして、早くその話を日出鶴に話してほしいと思うこと間違いありません。

39話の見どころは、ちえが心のなかで舞い踊るシーンです。

できる女性であるちえが、二人を気遣うシーンに思わず笑ってしまうことでしょう。

40話の見どころは、女中のさやの正体です。

さやに言い返されて歪んだ顔を披露する珠子のシーンも必見です。

41話では、ちえが日出鶴と朱弥子の寝室にしようと提案します。

困惑する朱弥子ですが、ちえは白々しい態度で、いろんな理由をつけて今の客室から移動させようとするのです。

そして、流されるまま、朱弥子は部屋の移動を始めるのでした。

42話では、日出鶴と朱弥子が他愛もない話をするシーンから始まります。

その後、日出鶴は朱弥子を寝室の隣の書斎に案内します。

そして、日出鶴は書斎にある大量の本を好きに読んでいいと伝えるのでした。

43話では、日出鶴と朱弥子が書斎で引き続き会話しているシーンから始まります。

日出鶴は子供の頃読んでいた本を渡した後、朱弥子専用の椅子を書斎に用意してあげるのでした。

44話では、眠った朱弥子の寝顔を見て、日出鶴が笑うシーンから始まります。

翌朝、佐竹は朱弥子の調査を続けていました。

そして、あることを思いつきます。

41話の見どころは、ちえの策略です。

なかなか進展しない二人ですが、ちえのおかげで少しずつ進んでいきます。

42話の見どころは、日出鶴と朱弥子が急接近するシーンです。

ちえのおかげでさらに距離が縮まった二人ですが、思わぬアクシデントでより急接近することになります。

いつお互いの気持ちを素直に伝えるのか、もどかしい気持ちで読むことができるでしょう。

43話の見どころは、日出鶴の優しさです。

何気ないやり取りですが、二人のやり取りに癒やされることでしょう。

朱弥子が疲れていたというオチも面白いです。

44話の見どころは、素の自分を出す珠子の姿です。

女中や父に裏切られてしまい、彼氏に対して感情的になるシーンに笑えます。

さらに、佐竹がある手がかりを見つけたことで、物語がどのように動いていくのかも見ものです。

46話では、朱弥子とちえが書斎で話すシーンから始まります。

日出鶴のことを思い出して悶えていた朱弥子ですが、そのせいで髪の毛が乱れてちえに疲れていると思われたようです。

朱弥子は恥ずかしそうにその理由を話すのでした。

47話～48話では、ちえが朱弥子に恋愛小説を渡すシーンから始まります。

そして、ちえの策略により、朱弥子は日出鶴のことを、きちんと男性として意識するようになるのでした。

49話～50話では、日出鶴が朱弥子を後ろから抱きしめたことで、二人の距離は大きく縮まります。

そして、日出鶴の目がキャラメルの男の子の目と非常に似ていることを再確認するのでした。

46話の見どころは、ちえの心の中の声です。

ちえが一人で勘違いして、心のなかで舞い踊っているシーンが面白く、思わずクスッと笑ってしまうことでしょう。

遠回しに朱弥子に対して、根掘り葉掘り聞くシーンは必見です。

47話～48話の見どころは、朱弥子の日出鶴への態度の変化です。

そして、そんな朱弥子のことをきちんと理解して、距離を詰めていく日出鶴にドキドキできる話となっています。

49話～50話の見どころは、ようやく進展する二人の関係性です。

優秀な秘書のおかげで、とうとう当時の朱弥子に関係する人物の登場が示唆されました。

これにより、亀の如き遅かった日出鶴と朱弥子の二人の関係が進展することになるでしょう。

51話では、佐竹がある二人の女性を連れてくるシーンから始まります。

その人物とは、朱弥子の昔の女中であり、佐竹から事情を聞いてついてくることを決めるのでした。

52話では、日出鶴の屋敷に連れてこられた朱弥子のお世話をしていた依子と依子の母が、部屋で待たされるところから始まります。

依子は、朱弥子から離れたことを後悔していました。

そして、佐竹の胡散臭さ、ちえの意地の悪い顔、日出鶴の悪い噂から、朱弥子が冷遇されているのではないかと考えます。

5年前にできなかった恩返しをするため、依子は一人意気込むのでした。

51話の見どころは、仕事のできるかっこいい佐竹です。

日出鶴を側で支え続けているだけ、佐竹は本当に仕事ができます。

そのおかげでとうとう朱弥子の事情が判明することとなりそうで、ワクワクできるでしょう。

52話の見どころは、依子が一人で空回りするシーンです。

逃げ出すときのシュミレーションをしたり、小踊りして佐竹とちえを威嚇するシーンは必見です。