『裏切り者に復讐の花束を～絶対に許さない～』は無料で読める？全話あらすじと感想も紹介

華やかな結婚式場。

恵は愛する商社マンの真二郎との結婚を迎えて、母親の生前の「幸せになりなさい。」という言葉を思い出し、胸が一杯でした。

しかし3年後、舅の死をきっかけに真二郎の実家に引っ越すと、すぐに義母からの陰湿な行為が始まってしまいます。

義母は恵の母がナイトワークをしていたことから彼女を嫌悪しており、母の形見を捨てるなどの嫌がらせをするのでした。

さらには夫である真二郎と後輩の萌華が浮気していることも発覚し、恵は心身のストレスが限界に。

そんな中、実は夫と義母の2人が生前の恵の母親に結婚式に出るなと脅しをかけていたことを知り、恵は復讐を誓うのでした。

義母による陰湿な嫌がらせの数々や夫と後輩の浮気などはサスペンス要素として読んでいてハラハラできます。

また、恵が必死に義母に適応しようとする姿や、新たな恋の予感にドキドキしている様は健気さを感じて感情移入してしまいました。

そんな健気な恵が追い詰められて衰弱していき、ついには復讐を誓うまでに至ってしまう心境の変化の過程が見どころです。

前の職場の同僚と飲みに行き、帰宅すると夫と義母の話し声が聞こえてきました。

それによって義母が夫の不倫を知っており、しかも自分を追い出す為に嫁いびりをしていたことが発覚します。

夫に至っては、亡き母に結婚式へ来ないよう言っていたのだとわかりました。

これに恵は激怒し、復讐することを誓いました。

恵は表面上義母や夫に従順に従い、こっそり裏工作をします。

その結果夫は義母を認知症だと考えるようになり、施設送りにさせました。

恵は施設へ様子伺いに行った際上手く義母を煽り、職員達から問題のある人間と認定させるように仕向けます。

こうして恵は義母を施設から出られなくすることに成功しました。

そんな恵の元へ颯馬先輩から通知が入ります。

颯馬も恵を陥れようとした人であり、次は颯馬の番だとほくそ笑むのでした。

見どころは義母への復讐劇です。

最終的に恵は義母を施設送りにするのですが、その経緯が用意周到過ぎました。

義母を施設送りにさせるにはどうするべきかと考え抜き、そしてそれを見事に実行。

結果夫は義母を認知症だと勘違いし、義母は施設へ行ってしまうのです。

さらに義母の交友関係まで破滅させてしまうという徹底ぶりも見られました。

どのようにして義母を貶めたかというタネ明かしもしてもらえるので、とても面白い復讐劇となっています。

萌香は恵に対して強く嫉妬していました。

恵が真二郎という優秀な旦那と結婚したからです。

なんとかして恵に痛手を負わせたい萌香は颯馬を利用して、あることを企てます。

颯馬は恵をある場所に呼び出しデートをしようと画策。

意気揚々と車で待ち合わせ場所に到着します。

しかし、やってきた恵はとても地味な姿でデートの雰囲気ではありませんでした。

そこで恵から「夫とやり直したい」と言われてしまうのです。

とにかく恵の策士っぷりが本当にすごいです。

復讐するためならどんなことにも気を払うというメンタルの部分が凄すぎです。

萌香と颯馬が恵を騙そうとコンタクトを取ってくるのですが、恵には通用しない感じで軽やかにかわしていくのでとてもかっこよく描かれています。

ホテルで恵が変わり身の術みたいなことをした場面は最高でした。

女性をモノのように扱う颯馬に制裁を下した恵が、次のターゲットにしたのは真二郎でした。

真二郎が部長就任のパーティーをしている最中、なんと恵は真二郎が怪しい取引をしている映像をみんなの前で流したのです。

もちろん真二郎は部長の座からは下ろされ、萌華にも捨てられることになりました。

真二郎は恵に対して下手に出ますが、もはや恵の怒りはこれだけでは止まることはありません。

恵の計画性の高さと、真二郎を絶対に追い詰めるという執念がひしひしと伝わってくるエピソードが多かったです。

個人的に制裁するのではなく、あえてみんなの前で恥をかかせるような方法を取るあたり、本気で復讐したいんだなというのが伝わってきました。

真二郎の情けない姿にスカッとしますし、すがりつく真二郎をゴミのように扱う恵の姿がめちゃくちゃカッコよかったです。

理不尽な嫉妬から恵を敵視し、彼女を貶めるためだけに真二郎を籠絡した萌華でしたが、彼に利用価値がなくなったため、次なるターゲットとして純朴そうな御曹司に狙いを定めます。

萌華は別の男性との間にできた子どもを彼の子だと偽り、彼の母親の反対を押し切ってまんまと結婚まで持ち込みました。

しかし恵の策略により、なんと結婚式当日に新郎から愛を誓うことを拒まれてしまうのでした。

11話で颯馬先輩から恵の何がそんなに気に食わないのかと尋ねられた際にもサラッと話していましたが、21話では萌華の恵に対する気持ちが過去エピソードとともにしっかりと描かれます。

萌華の行動の理由が知りたい方は必見です。

その後の萌華の言動も含めて間違いなく萌華へのヘイトがたまるので、その分ざまぁされた時のスッキリ感が増します。

また、25話ではまさにタイトル通りの展開を迎えます。

恵の復讐が終わる感慨深いシーンでもあり、見逃せません。

元夫に対する復讐も完了し、恵はまた新しい人生を歩みだす決意を固めました。

萌華のお腹の中にいる子どもは自分の元夫との子であることを悟りますが、もはや自分が関わることではありません。

それから、梢の過去の話へと物語は転換していきます。

会社での嫌がらせを受けて追い詰められていた梢は、果たして恵のように復讐をするのでしょうか。

復讐を終えて、やっと元夫との縁を切ることができた恵の姿を見て、見ていて嬉しくなります。

恋愛に対してトラウマができてしまってもおかしくないですが、恵ならきっとまた幸せを掴みとれるのではないかと思わされるでしょう。

そして、新しく梢の物語がスタートしたのでそちらも注目していきたいです。

時系列的には過去に遡るので、梢の過去だけでなく、恵の過去もいろいろ明らかになりそうでワクワクすること間違いないです。

梢は正社員の梨花や上司たちから派遣社員だからと雑な扱いを受けていました。

そんな中、一人だけ味方でいてくれるアルバイトの白鳥清一からの提案で、梢は復讐を決意します。

早速、いつも嫌がらせをしてくる杉浦梨花に対し行動を開始するのでした。

梢は梨花に気づかれないようにある細工を仕掛けます。

梨花はそんなことには気づかず、その後お金持ちの男性と会い、新作の高級バッグを買ってもらいます。

そして梢は梨花に、医者が来る合コンに参加してほしいと頼み、その夜に医者のイケメン男性と合コンすることに。

そこで、梢は必要以上に梨花を持ち上げ、医者といい雰囲気にさせます。

しかし、その合コンを開いた張本人は来ていません。

その合コンを開いた人物はあの男性だったのでした。

合コンが終わり、とある昼休憩。

屋上でお弁当を食べている梢と白鳥がバッタリ会ったことで、先日の概要が語られていくことになります。

梢が梨花と中嶋の修羅場に出くわしたのは偶然ではなく、白鳥が提案したものなのでした。

これまでとは違い、梨花を持ち上げていい気にさせていますが、ここからどのように復讐をしていくのかが見ものです。

梨花にいい思いをさせておき、一気に落とす瞬間が楽しみになること間違いなしです。

32話での、梢の不敵な笑みや気づかれないように梨花を睨みつける表情も見どころといえます。

そして、33話での梨花と中嶋の修羅場シーンは見どころであり、自分のことを棚に上げて罵るところに笑うことができるでしょう。

34話では梢の成長した姿を見ることができます。

仲間は白鳥に事情を話し、力を貸してほしいとお願いしますが、白鳥は乗り気ではありません。

仲間のしようとしていることは私刑だと言うのです。

ところが岡田部長に毒を盛られた可能性があると伝えると、白鳥は協力する気になるのでした。

その後、仲間は岡田部長に相談を持ち掛けます。

何も知らぬ岡田部長は仲間の誘いに乗り、二人きりで食事をするのでした。

37話では、仲間が拘束した岡田部長を問い詰めるシーンから始まります。

岡田部長はシラを切りますが、物的証拠を出されたことで仲間を懐柔しようとしました。

しかし仲間はこれに応じません。

それどころか奥さんまで呼ばれ、岡田は窮地へと追い込まれるのでした。

白鳥はホテルから出てきた仲間に声を掛けます。

岡田部長が使おうとしていた薬を預かり、成分を調べに会社へと戻るのでした。

38話は、仲間が白鳥に新作スイーツの話を持ち掛け、食事に誘うところから始まります。

食事中、仲間は白鳥から渡された薬と岡田部長が持っていた薬が同一だったと話します。

その話を聞くと白鳥は血相を変えて会社へと戻り、こっそり市原の様子をうかがうのでした。

翌日、仲間は昨夜の白鳥は急にどうしたんだろうと悩んでいると市原が話しかけてきます。

市原は白鳥が薬の横領をしているかもしれないと相談してくるのでした。

36話の見どころは仲間が白鳥を説得するシーンです。

最初、仲間と白鳥とではかなりの温度差がありました。

仲間が感情的にがなり立てているのに対し、白鳥は冷静そのものです。

また、それぞれの主張は白鳥の方に分がありました。

筋は白鳥の方が通っている上、乗り気でもない白鳥を協力させるのは至難の業です。

しかし仲間は諦めません。

涙を流しながら白鳥を説得し続ける姿は必見です。

37話の見どころは、仲間が岡田部長を追い込んでいくシーンです。

裸にした上に拘束する等、物理的に岡田部長を追い込みました。

しかしこの程度だと岡田部長は自分のしてきたことを認めようとしません。

そこで仲間は岡田部長が主張することを潰していき、精神的にも大きなダメージを与え続けました。

淡々と岡田部長を詰め、心をヘシ折っていくシーンは非常に爽快なものとなっています。

38話の見どころは、市原と仲間の会話シーンです。

白鳥が持っていた薬と岡田部長の持っていた薬が同じだったことから、白鳥は市原に何かがあると気づきました。

しかしそれは市原も同じことです。

白鳥が何故この薬をもってきたのかと怪しんでいることは間違いないでしょう。

そこで市原は先手を打つべく仲間に相談してきました。

市原の言葉に揺れ動く仲間の心情が見どころとなっています。