漫画『203号室』の全話あらすじと感想！無料で読む方法も紹介

主人公の金井蓮は、明日から大学生であり東京に上京したばかりです。

意気揚々と声をあげると、隣からうるさいという怒鳴り声が聞こえてきてドキドキしてしまいます。

金井は怖かったが、引っ越しの挨拶のためにタオルを隣の部屋の住人に渡すことにします。

201号室の城という男性は、ぶっきらぼうなヒゲを生やしたおじさんでした。

金井は挨拶をしてタオルを渡すも、奪われるように無言でタオルを取られ、家の中に入ってしまいます。

金井は反対側の高梨と書かれた203号室にも挨拶に行きます。

そこからでてきたのは、よろよろのシャツを着た目に生気のないおばさんでした。

高梨もタオルを受け取ると、そそくさと家の中に入ってしまいます。

金井は隣の住人が怖かったが、二浪させてまで進学させてくれた両親に贅沢を言うことはできないため、そのままそこに住むことにするのでした。

その日の夜、高梨が晩御飯のおかずを持ってきてくれます。

そして、ある日金井が発した一言により、高梨の行動はエスカレートしていくのでした。

1話の見どころは、高梨のビジュアルです。

白目がないほど黒目が大きく、光のない目は独特の怖さがあります。

さらに、1話から早速ストーカーのような行動が始まります。

家も汚いし、服もよれよれで、妖怪と言われても違和感がないようなビジュアルをしています。

特にラーメンを食べながら金井を見ているシーンに、ゾッとしてしまうこと間違いなしです。

2話は、レインコートを着た誰かが、山奥で誰かを埋めているシーンから始まります。

金井はいつものように、バイト先の中華料理屋で働いています。

しかし、金井がシフトを変わった日から、同じバイト仲間の真帆が来なくなりました。

金井はバイトが終わり家につくと、アパートの部屋の前で高梨と出くわします。

金井は真帆が来なくなって夜遅くなったことを話すと、高梨が急に近づいてきて真帆に対して恋愛感情があったのかと尋ねます。

金井が否定すると、高梨はあっさりと家の中に入っていくのでした。

翌日、金井が外に出ると201号室の住人である城で出会い、高梨には関わらないほうがいいと忠告されるのでした。

2話では、ますますひどくなっていく高梨のストーカー行為が見どころです。

さらに、高梨が作っていた料理にはとんでもないものが入っていました。

学園祭で小島さくらという同級生の女の子と仲良くしているシーンも描かれますが、この子がどんな目に遭ってしまうのか、ハラハラしながら読み進めることができるでしょう。

学園祭で金井と小島が仲良く話しているところを高梨に目撃されるシーンから始まります。

それから小島へ嫌がらせ行為が始まるのでした。

ある日、金井が家に帰ると203号室の前で何かをしている城に出会います。

金井が声をかけると、城は自分の家に帰ってしまいました。

しかし、金井が自分の家のドアを開くと、鍵が開いていたことに気づきます。

ちょうどそこに高梨が帰ってきますが、金井は鍵を開けたのが城と考え、高梨に対して城に気を付けたほうがいいと忠告します。

すると、高梨は金井が自分のことを心配していると思い込み、大喜びで叫びます。

怖くなった金井は急いで自分の家に入るのでした。

高梨のストーカー行為はますますひどくなっていき、とうとう直接小島と接触することになります。

3話の見どころは、勘違いして大声で叫びながら喜ぶ高梨です。

城を疑って高梨を心配してしまった金井もよくないですが、それにしても家を開けたり、連絡先を勝手に調べている高梨は本当にやばいです。

小島と接触したことでどう話が進展していくのか見ものです。

高梨が小島に対し、金井のことをどう思っているのかを聞くシーンから始まります。

しかし、宅急便が届いたことで、話が中断され、何も起こることはありませんでした。

その頃、金井は誰が高梨に自分の連絡先を教えたのか考えていました。

とはいえ、考えても結論は出ず、金井は宅配の仕事に行きます。

そして、帰宅した高梨は、金井の家から拝借した歯ブラシを舐めます。

その後、高梨は金井の部屋への壁を掘り出すも、小島の顔が頭に浮かび、偶然落としたスマホで大量のメッセージを金井に送るのでした。

4話の見どころは、高梨が大量のメッセージを送るシーンと、結末のシーンです。

急に思い立ったようにメッセージを作成するシーンが怖く、そのメッセージの数に驚くこと間違い無し。

また、結末ではさらに高梨のストーカー行為がひどくなっており、次の5話を早く読みたくなるような終わり方をしています。

小島が帰宅し、家の中に高梨がいるシーンから始まります。

小島の財布を届けたお礼に、母親は高梨を家にあがらせていたのです。

父親も笑顔でおもてなししますが、高梨の狂気的なお煎餅の食べ方に、嫌悪感を覚えます。

高梨は、特に何もする事もなく、おもてなしを受けるだけです。

そんな高梨の意図がわからず、小島は戸惑うことしかできないのでした。

5話の見どころは、小島の家に上がった高梨の行動です。

何もしないのが逆に不気味で、何を考えているのかわかりません。

しかし、小島の部屋に入り込むなど、何らかの企みはあるようです。

さらに小島が思い切ってその目的を尋ねるシーンがありますが、それに対する高梨の返答も必見です。

最後のコマでは、金井が高梨の部屋に行くところが描かれますが、果たしてどうなるのかと先が気になる展開にワクワクすることができるでしょう。

金井は高梨の家に行き、小島に何をしたのか聞きに行きます。

その様子を少し離れた所から城が見ていました。

家の中から高梨がでてきますが、小島のことは何も知らないととぼけます。

金井が無理やり高梨の家に入れられようとするとき、城が近所迷惑だと怒鳴り、金井を連れて行くのでした。

6話の見どころは、城の過去と目的が判明するところです。

城がなぜあのアパートに住んでいるのか、過去に何があったのかが語られます。

そして、中華料理屋で働いていた真帆が見つかるシーンも必見です。

小島はずっと部屋に引きこもっていました。

親は心配していますが、何があったのかは知りません。

小島はベッドの下から高梨がでてくる幻覚を見るほどで、弟が心配して部屋に見に来ます。

一方、金井が働く中華料理屋には、以前働いていた真帆の事件の捜査のために警察が来ていました。

金井は高梨がやったと伝えますが、気が動転しているだけだといい、警察は信じてくれないのでした。

7話の見どころは、高梨に捕まってしまう金井です。

また、とうとう高梨が最終的にどうしたいのかが判明します。

ゾッとするような展開に、先がどうなるのか気になること間違いありません。

金井が高梨に襲われそうになったその時、警察が高梨の家に訪ねてきました。

金井は助けを呼ぶために叫びますが、すぐに汚い布を口にいれられてしまいます。

しかし、壁の薄いアパートであるため、警察の二人にはその声が聞こえていました。

警察は引き続き、ドアを叩き高梨を呼びます。

高梨は何事もないかのように返事をして、ドアを開けるのでした。

8話の見どころは、助かるチャンスが訪れたと思いきや、一気に危険な状況になってしまう金井です。

警察が来たものの、結局金井が助かることはできませんでした。

さらには、小島まで危険な状況になってしまうのです。

とうとう第1話の描写につながるのかとドキドキすることができるでしょう。

警察のもとに、高梨の下の階に住む女性からの通報があるシーンから始まります。

しかし、警察は面倒くさがって、真面目に対応しません。

一方、城はラーメン屋で話を聞いたあと、金井の元へ急ぎます。

そして、当の金井は、高梨からの熱いキスが迫っているところでした。

9話の見どころは、関係者が一挙に集まるシーンです。

金井はある作戦を考えて、これまでとは違った態度をとります。

さらに、そんな現場に城も小島も到着することになるのです。

緊迫したドキドキできる展開は、9話の見どころです。

第1話から、表紙の女性が相当やばい人物であることがわかりました。

この高梨のビジュアルが本当に不気味で、しぐさも行動もすべてに不快感を感じます。

テラフォーマーズのゴキブリのような不気味さがありますが、それ以上に何を考えているかわからないため、より気持ち悪いと感じる人もいるのではないかと思います。

金井はご飯をもらってしょっぱいという感想を述べていましたが、絶対に変なものが入っているはずです。

最後のページの壁に耳を付けているシーンも不気味でした。

早速高梨の被害者が出てしまいました。

金井に真帆のことをどう思ってたのかを高梨が聞くシーンがありますが、ホラー漫画らしいゾクゾクとするシーンです。

1ページの半分を使って描かれていましたが、もし1ページすべて使っていたり、見開きで描かれていたら思わず怖くて本を閉じてしまっていたでしょう。

また、金井と城が初めて挨拶を交わしていたシーンもありましたが、金井が思うほど悪い人には思えません。

そして、どんどん高梨は積極的になっていきますが、いつ金井が被害に遭うのかドキドキします。

2話も最後のコマが非常に不気味に描かれており、淀んだ目に金井と小島の二人が映されている描き方は面白いなと感じました。

3話では金井だけでなく、小島へのストーカー行為もありました。

城が何をしていたのかは気になりますが、あのアパートに意外と普通の人が住んでいたことにも驚きです。

そして、小島を直接ストーキングするシーンもありましたが、近づき方がこれまた不気味です。

信号の前で小島と並んでいる高梨は、獲物を捕食しようとする昆虫のようです。

走り方も気持ち悪く、徹底して気持ち悪く描かれています。

小島が当たり障りなく、金井とは無関係であることを話したりして高梨を刺激しなければ良いのですが、おそらくそうはならないのでしょう。

小島を見ていると何か強気で言い返してしまいそうな危うさもありますし、次の4話で1話の追いかけられるシーンが描かれるかもしれません。

4話のはじめに、高梨と小島が話しているシーンがあり、宅急便のおじさんがその会話を遮りましたが、あそこでおじさんが来なければ、状況が悪化することはなかったのではないかと思いました。

そこで、はっきりと金井に気はない、と伝えていれば高梨も小島に執着することはなかったはずです。

しかし、そうなったとしても、今後も小島と金井が仲良く話しているところを目撃する可能性もありますので、結局はストーカー行為が続いていたかもしれません。

また、高梨の気持ち悪いシーンも健在で、スマホでメッセージを送っているところなど、嫌悪感を抱いた方も多いはずです。

城が交番の前を歩いていたシーンも気になります。

高梨のストーカー行為はどんどんひどくなっていくのは確実ですし、城がどのように関わっていくのかにも注目です。

ただせんべいを食べるだけの高梨の不気味な行動が奇妙です。

また、小島の部屋の中に入り込み、あることをしていましたが、本当にそれだけだったのかと疑問を覚えます。

あの高梨のことですから、もっと盗聴器を仕掛けたりとかしてそうです。

最後のコマで、高梨の部屋に行った金井のことを、城が見ていたのも気になります。

次の6話では、金井が高梨に会う前に、先に城から高梨について聞く展開もありそうです。

そして、城から高梨がどういう人物で、なぜこんな人間になってしまったのか、過去の202号室の住人についても聞くことができるかもしれません。

とうとう城の目的が判明しました。

金井の味方というか、協力者になってくれる人物でしたが、金井にはすぐにアパートを離れるように勧めます。

今後、城がどのように金井の助けになってくれるのかも見ものです。

また、終わったと思ったストーカー行為ですが、小島への嫌がらせは日に日にエスカレートしていきます。

恐怖で引きこもりになってしまう小島が不憫ですが、小島が次にどうするのかも楽しみです。

6話で、城の目的が判明しましたが、7話では高梨が最終的に金井をどうしたいのかが判明しました。

金井ももう少し冷静に警察と話していれば、事は簡単に進みそうでしたが、これまで金井はあまりいい選択をしてこなかっただけに、今後もあまり期待できそうにありません。

そのせいで、今後もどんどん状況が悪くなっていくでしょうが、読者としてはそのほうが楽しいのでワクワクさせられます。

また、小島もかなり病んでいるようですが、金井のメッセージを確認することで安心していました。

これには少し違和感があり、むしろ何もしていないのに金井のせいでこんな目に遭っているので、金井を恨んでもいいのではないかと思いました。

恋人同士ではありませんし、大量のメッセージが送られているところとか、高梨と同類です。

小島は両親に相談して警察に連絡する、金井は冷静に警察に事情を話す。

これだけで、簡単に事件が解決できそうですが。

おそらく次の8話も悪い状況に転がっていくでしょうし、どんな展開になるのか楽しみです。

8話では、相当悪い状況になってきました。

警察が助けに来たと思いきや、一気に危険な状況になってしまいます。

天国から地獄に堕ちるとはこのことです。

これで、金井を助けてくれる人物は、城だけになりました。

小島も助けるというよりは、同じく危険な目に遭う側ですし、どんどん味方が減っていきます。

この状況をどう打開していくのか、続きが気になるところです。

漫画全巻の部屋編集部としては、城や小島の弟が状況を打開してくれるのではないかと考えています。

9話では、さらに緊迫した状況となりました。

あの拳銃が本物であっても、偽物であっても危険です。

仮に、高梨を撃ってしまったら、金井が犯罪者となってしまいますし、偽物ならナイフを持っている高梨にやられてしまいます。

おそらく銃は本物で、拳銃を使うことを小島が止めるのだと思われますが、そんな小島を見た高梨がより怒り狂うのは明白です。

物語の始まりにあった、金井と小島が追いかけられるシーンに繋がっていくと考えると、城はこのあと亡くなる可能性が高そうです。