寧々の結婚～望まれぬ花嫁は幸せを願う～を無料で読める漫画アプリやサイトを調査

寧々は今は亡き両親の借金を返す為、働きづめの日々を送っていました。

そんなある日、給金をもらった寧々は借金の返済をしに行きます。

そこでは店主が使い道のわからない物の買取で困っており、寧々はそれがどういうものなのか説明しました。

その商品の買取を依頼した男性、鮫島馨は寧々の博識さに驚き、仕事を依頼します。

馨は寧々の見事な仕事ぶりに驚き、ウチで雇われないかと勧誘するのでした。

1話の見どころは、寧々と小梅子が夜会に出席するシーンです。

千代子はこれまで寧々にひどい言葉を浴びせてきました。

それが一転、寧々と小梅子を夜会に招待するというのです。

どう考えても千代子は怪しく、腹に一物を抱えているのは間違いありません。

千代子が夜会でどのように寧々達を貶めるつもりなのか必見です。

寧々は千代子から四百万用意するよう言われました。

用意出来なれば小梅子を身売りすると言われ、寧々は借金をしようと必死に駆け回ります。

しかし寧々の悪評が広まっており、貸してくれるところはどこもありません。

困り果てた寧々にいつもの金貸しが声を掛けてきました。

金貸し自身はお金を貸せないが、ある要件を請け負ってくれるなら四百万はおろか両親の借金まで肩代わりしてくれる人がいるといいます。

2話の見どころは、小作り契約を伝えられた時の寧々の様子です。

寧々に今現在恋人や好意を持っている男性がいないとはいえ、見ず知らずの男性と子を成したいと思うわけがありません。

しかもこのような条件を突き付けてくるぐらいですから、まともな男性である可能性はかなり低いと言えるでしょう。

本来であれば断るところでしょうが、断ってしまうと小梅子が身売りすることとなってしまいます。

身売りをすれば毎晩休みなく色んな男性に抱かれ、心身共にボロボロになってしまうことはほぼ確実。

小梅子を不幸にさせるわけにはいかないと苦悩する姿は必見です。

寧々は馨に子供が欲しいとストレートに伝えます。

この程度なら契約を漏らしたことにはならず、また馨にわかりやすくアプローチ出来ると思ったからでした。

しかし馨には拒絶され、子が欲しいならその気にさせてみろと言われてしまいます。

男性経験のない寧々はどう迫ればいいかわからず、困惑してしまうのでした。

3話の見どころは、寧々の様子を伺う馨の姿です。

というのも馨は寧々のような女性と接したことがありませんでした。

財閥鮫島家のご令息ということもあり、寄ってくる女性は馨本人ではなくその背景を気にしている者ばかり。

寧々のような反応を見せる女性は見たことがなかったのです。

女性は演じるのが上手だから気を付けるよう言われはするものの、寧々の反応を演技とは思えません。

真偽を確かめるべく、寧々にアプローチをする姿が見どころとなっております。

馨は寧々を押し倒し、色仕掛けを試してみるよう迫ります。

しかし男女の関係に疎い寧々に誘惑が出来るはずもなく、それどころか動揺を抑えるのに精いっぱいでした。

その隙をついて馨は寧々の事情を聞きだそうとしますが、結局上手くは行きません。

寧々は誘惑が出来ず、馨の方も寧々の事情を聞きだせずと微妙な感じで終わってしまうのでした。

4話の見どころは、寧々が馨を誘惑しようとするシーンです。

寧々は小梅子の為に馨との間に子を成さねばなりません。

そう思って誘惑しようとするものの、男女の営みに疎い寧々は戸惑ってばかりでした。

そんな寧々にチャンスを与えるかのような態度を馨は取りますが、これがますます寧々を追い込んでしまうことに。

これには仕掛けた馨の方が戸惑ってしまう程でした。

この初々しすぎる寧々の反応が見どころとなっています。

馨は寧々に女性の色香を芸者から学ばせようと、小蝶に引き合わせました。

小蝶は売れっ子というだけでなく、かなり気さくな性格をしています。

彼女なら相談に乗ってもらえ、寧々を変えてくれるのではと思ったのでした。

小蝶は馨と寧々の関係が気になったこともあり、依頼を引き受けます。

5話の見どころは、小蝶と寧々の関係性です。

小蝶は馨に好意を持っており、馨から好意を持たれている寧々とはいがみ合う可能性もありました。

しかし小蝶の好意の質は異性に対してというより、保護者目線に近いもの。

そのため、嫉妬心等を持つことなく、馨の驚く顔が見たいと寧々に協力をします。

一方寧々の方も素直な性格が手伝い、言われたことを真摯に受けとめました。

結果二人は意気投合。

寧々の良き理解者となっていく小蝶が見どころとなっています。

千代子は馨と寧々が二人で過ごしている場面を見てしまい、激しく動揺します。

馨に好意を持っており、馨の傍には自分こそが相応しい。

そう考えている千代子にとって、寧々の存在は非常に苛立たしいものでした。

語気を強めて寧々を問いただすと、これを馨がフォローします。

これがますます千代子の嫉妬心を高めてしまうのでした。

6話の見どころは、千代子が爆発してしまったシーンです。

好意を持っている馨と居合わせたのですから、本来であれば喜ぶべきことです。

しかし、馨の傍に寧々が居たことで嫉妬心が膨れ上がり、千代子の平常心は失われてしまいます。

馨が目の前にいるというのに、寧々を強く叱責するという醜態を晒してしまいました。

馨は千代子と寧々のやり取りから、寧々が何故自分を卑下しているのか察します。

ここから馨は寧々に深く関わっていくようになるだけに、千代子と寧々の会話シーンは見逃せません。

馨達は港で母の正子と居合わせました。

正子は寧々のことを知らないようでしたが、馨はこれを演技だと考えます。

ただし、演技にしては不自然だなと違和感を覚えるのでした。

馨はインド商人と取引を行うのですが、インド商人側からクレームが入って荷物の受け取りを拒否されます。

その原因が何なのか馨はわからなかったのですが、寧々の知識によってトラブルを解決してしまうのでした。

7話の見どころは、寧々の活躍した場面です。

寧々は自己肯定感が低いこともあって誇ったりしませんが、これは大ファインプレー。

このトラブルを解決出来なかったら、響はインド商人と今回はおろか今後も取引は出来なかったでしょう。

もし仮にそのようなことになれば、馨の鮫島家での立ち位置まで揺るがすことになっていました。

寧々を危ぶんでいた山本も心を許す程であり、その活躍ぶりは必見です。

馨は寧々を車で迎えに行き、運転中に同乗している寧々を見て色々と考えます。

寧々のことは気にかかるものの、正子の密偵である以上心を許すわけにはいきません。

あくまで仕事の為だ、仕事を円滑に進める上で寧々と距離を縮めるのは必須だと自分に言い聞かせ、寧々をカフェーや百貨店へと連れていくのでした。

8話の見どころは、馨と寧々のデートシーンです。

馨は寧々との距離を縮めることは仕事上重要だと考え、寧々をカフェに連れていきました。

寧々は値段を見て注文を躊躇してしまうのですが、そんな寧々を見て馨はお酒以外のメニューを全オーダーしてしまいます。

いくら距離を縮める為とはいえ、これはやり過ぎです。

それどころか寧々の料理を見て喜ぶ顔を見ると、その笑顔に惹かれていくのでした。

その様子は完全なデートシーンであり、楽しそうに過ごす様子が見どころとなっています。

虎次郎が馨と千代子の縁談を進めようとしていると知り、馨は晩餐会がすんなり終わりそうもないと覚悟をしました。

そうして迎えた晩餐会当日、千代子は馨が寧々を連れてきたことに驚きます。

寧々に対して強烈な嫉妬心を覚えるも、馨の前だからと平静を装って対応するのでした。

9話の見どころは、千代子が寧々に仕掛けたシーンです。

寧々は自己肯定感が低く、千代子から言われるがままというところがありました。

これまでの寧々なら、間違いなく千代子の言葉に従って馨の付き人を辞退していたでしょう。

しかし寧々は千代子からの圧力を見事はねのけました。

これは馨からの信頼に応えねばという強い意志があってのこと。

千代子に面と向かって言い切る姿は必見です。

質屋の店主の要件とは、子作り契約の進捗状況を確認するというものでした。

改めて問われたことで寧々は自問自答し、色々と思い悩むことに。

馨の会社は不味い状況になっていました。

晩餐会で馨が千代子に不誠実な対応をし、千代子が傷心して寝込んでいるという噂が広まったのです。

さらに正子が馨の経営するサメジマ商会と無関係だと発表したことで、噂の信憑性が増して追い込まれることになるのでした。

10話の見どころは、寧々が千代子に呼び出されたシーンです。

晩餐会で寧々は千代子に面と向かって言い返すことが出来ました。

ならば今回も臆することなく千代子に対応して欲しいところですが、晩餐会の時とは状況が大きく異なります。

というのも晩餐会では馨から直接的な助けがなかったとはいえ、馨に見られているということが千代子の暴走を防いでいました。

しかし今回の場所は千代子の寝室です。

馨の目もなく、千代子の暴走を止める術はありません。

この状況で寧々が如何に千代子と対峙するのかが見どころとなっています。

千代子は寧々に洋服を譲るよう言いますが、寧々はそれを拒否します。

それに千代子は逆上し、ハサミで洋服を切り刻んでしまうのでした。

馨は質屋の店主を訪ねていました。

今回の騒動を治めるにあたり、全貌を見渡せる者から情報を得るのが一番だと思ったのです。

そして、店主のアドバイスによって馨は解決への糸口を見出します。

11話の見どころは、千代子の狂気です。

元々千代子は寧々に対してコンプレックスを抱いていました。

その反動で寧々を虐め続けてきたわけです。

それで心のバランスが取れていたわけですけど、とうとう爆発してしまいました。

最近の寧々は口答えをするし、意中の人から高価な洋服まで贈ってもらうという有様です。

その洋服を譲れと言っても、寧々は聞き入れません。

これでヒステリーを爆発させたわけですが、そのキレっぷりはまさに狂気を宿したかの如く。

寧々でなくとも恐怖してしまうであろう暴走っぷりは必見です。

帝都舞踏会で正子は鮫島家と奥村家は正式にご縁を結ぶことになったと発表しました。

この状況なら馨も否定は出来ず、従うしかないだろうと踏んだのです。

集まった者達はそれを聞いて馨と千代子が結ばれるのだと想像し、千代子本人もすっかりその気に。

馨の方もそれを受け入れたかのように、奥村家との縁を結ばせていただくと宣言します。

ところが馨の選んだ相手は千代子ではなく、寧々でした。

12話の見どころは、馨が寧々を選んだ場面です。

正子は馨に千代子を受け入れさせるしかない状況を作り出し、絶好のタイミングで衝撃的な一言を放ちました。

いくら馨でも、自分の思い通りに動かざるを得ません。

正子にとってはまさに狙い通りの一撃だったと言えるでしょう。

思惑通り馨は奥村家との婚約を口にし、正子も奥村家の人々も笑顔を見せました。

しかしその直後、馨の言葉によってその笑顔は凍りついてしまいます。

馨が寧々との婚約を宣言した場面は非常に爽快で、見どころの一つとなっています。

正子は予想外の出来事に苛立ちを感じていました。

というのも、正子が知っている馨ならば、否定することはなかったはずです。

しかし馨が抵抗したということは、寧々が馨をそれほどまでに変えてしまったのかと考えたのでした。

寧々の立派な振る舞いを称賛する声もあれば、相手は千代子ではないのかと不満を漏らす声もありました。

すると朽木家の三男が奥村誠一郎の名前を挙げ、奥村家の娘こそが寧々であると大声で言い放ちます。

これに周囲は納得し、妙な発言をした千代子を疑いの目で見るようになるのでした。

13話の見どころは、虎次郎の反応です。

これまで虎次郎は千代子を馨と結婚させるために様々な策略を巡らせてきました。

しかしそれらのすべてが逆手に取られ、逆に寧々の婚約者としての地位が揺るぎないものになってしまいます。

ここで異議を唱えれば、千代子の面目が潰れるだけでなく、自分の立場までも危うくなってしまうでしょう。

それを理解しているからこそ苦々しい表情を浮かべながら耐え続けることとなるのですが、その姿が見どころとなっています。